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クラス便り 2018年 8月号 から

つくし〈1歳児〉

 20180801つくし220180801つくし1厳しい日差しや、連日の暑さで、夏本番というよりは猛暑の夏になってしまいました。
6月から始まったプール遊びも、初日から水が怖くて泣いたりする子もいなく、かといって バチャバチャとダイナミックに遊んだりする姿はありませんが、アイスのカップやジョウロを使って水をひたすら移し替えたり、水を注ぐとクルクル回る水車を回したりと、しっとりじっくり遊ぶつくし組さんです。また、回数を重ねるうちに頭からのシャワーも嫌がらずに、さっぱりしたお顔を見せてくれます。
朝のお集まりで一人ずつお名前を呼ぶと、「はーい」と手をあげたり、恥ずかしそうにそーっと手をあげたりと反応は様々ですが、自分の名前が分かり可愛らしい仕草を見せてくれます。
20180801つくし03この暑さや、水遊び、ホールなどで身体を動かしている事から、お昼寝の時間になるとあっという間にあちらこちらから寝息が聞こえてくるぐらい、ぐっすり眠っている姿があります。

〈カブト虫とコクワガタのペア〉
 稲城の城山にいたカブト虫をゆずってもらい、朝の時間に虫カゴから出すと、さすが稲城産のカブト虫!サービス精神旺盛で子どもたちの期待に応えて、元気に動き回ってくれます。
その動きに合わせるかのように子ども達も見える場所に移動し、
角が上を向くと「オゥー!」と声を出したり、「てだねぇーあしだよー」と
指さしをしたりしています。 まだ、カブト虫は触れずにいますが、コクワガタのメスは順番で 優しく触っているところですよ。

さくら〈2歳児〉

201808さくらプール開きを無事に終え、七月は水遊びや初めてのプール遊びをしました。       
後半はとても暑かったので、入れない日も続きましたがこまめに水分補給もしながら、夏ならではの遊びを楽しむことができました。まだまだ暑い日が続くので、体温調節や水分補給をしながらこの夏を楽しく過ごしたいと思います。  
クワガタを3匹もらい、さくらのみんなは大興奮でした。 クワガタの図鑑を見て、「クワガタもオシッコするんだ!スイカも食べるんだね!」と目をキラキラさせていました。
本物を初めて見る子もいて、恐る恐る遠くから見に来たり、触って挟まれる子もいました。
中にはクワガタではなく、クワガタにあげるゼリーに興味を持ち、匂いを嗅いで「おいしそう!イチゴの匂いがする!」と言って食べたがる子もいました。積極的にお世話をしてくれ、気づけばクワガタブームに!
ブロック遊びでも角を二本くっけてクワガタやえさとなるゼリーやスイカを作り、食べるように動かしたり闘いあったりする姿もありました。また、お絵描きの場面でも「先生、クワガタ書いて!」という声や、かごの中のクワガタを、真剣な表情でよく観察しながらクレヨンで描く姿も見られました。
その後、カブトムシのオスとメスも増え、ブロック遊びやお絵描きの場面でやはりカブトムシを作ったり描く姿が見られ、夕方になると「クワガタとカブトムシのお世話まだしないのー?」と聞きにくる子や、挟まれても嬉しそうに報告してきてくれる子もいます。子どもたちと生き物を一緒にお世話する機会を増やしていきたいです。

つき〈3,4,5歳児〉 

201808tつき1「ママがいないとムリ~」
4歳児の頃から話し合いや準備を進めてきた「お泊り保育」を6・7日に終えた5歳児ゆりさん、どこと無くお兄さんお姉さんらしさが増してきたような印象を受けます。クラスでも話をしていく中で3、4歳児たちも色々な事を感じていた様子で、お泊り保育明けにみんなの前で感想を聞いてみると、ひまわりさん④からは「おれもゆりになったらできる!」「ママがいないとムリ~」といった来年を見越した声が上がり、ばらさん③からは自分もすぐに泊まるのだと思って「できない~」と不安になる声も聞かれました。
お泊り保育に向けての取り組みを通して、朝の準備など身の回りのことへの意識が強まったり、家で調理のお手伝いを進んで行なうようになったといった声も聞かれました。お泊り保育はそうしたきっかけにもなるようです。でもそれは付随してくるものであり、一番大切なことはみんなで過ごした時間です。話し合いをしたり準備したり作り上げたり…そうして共有した時間こそが、数年後に振り返ったときに、楽しかったなあ、ドキドキしたなあ、でも○○ちゃんと一緒が助けてくれたんだよな…とキラキラした思い出となっていくのではないかと思うのです。色々な行事が、行事だけでなくつきぐみで過ごす何気ない時間が、そうしたものになっていけばいいなと思っています。

「おかあさんのいうことをきく!」
さて7月にはお泊りに続いて、みんなで飾り付けをし、Sくんの「ママとけっこんできますように」やAちゃんの「おしっこもらしませんように」という可愛らしいねがいごとに癒された「七夕」もありました。事前に七夕の絵本を読むと、一生懸命働いた事で願いをかなえてもらった織姫と彦星の姿に、「どうやら願い事をするだけじゃだめなんだ…」と感じた子ども達、「じゃあ、みんなのお仕事って何かな?」と聞くと次々に意見を出してくれました。真っ先に出てきたのは「おかたづけ!」という意見、続いてあがった「おかあさんのいういうことをきく」という意見にはふきだしそうになってしまいましたが、「おじいちゃんおばあちゃんの(言う事)も」「あかちゃんがないたらあそんであげる」「ばらさんのおせわをするのもおにいいさんおねえさんのしごとだよ」 とみんな色々と考えて答えていました。
七夕飾りは③は折り紙をのりでつなげる「三角つなぎ」、④は細く切った折り紙をくるっと輪にしてつなげる「輪つなぎ」、⑤は折り紙を半分に折って切れ目を入れ、対角線の角をつなげる貝殻つなぎを作って飾り付けました。そうして9日の「笹もやし」の日には、みんなの思いを載せた短冊と共にを燃やし、煙に乗せて空へと届けたのでした。

201808つき2「お墓でしょ?」
行事は続いて夏の子ども祭り。前回のおたよりでお伝えしたように③④で協力して飾りつけたキラキラの土台、そこへ自分達の顔の絵を貼り、屋根には⑤が作り上げた怖い顔をしたムラク・クラックとしっぽに巻きつけられたホップくんが乗せました。他のクラスの先生たちには100%の確立で「お墓?」と聞かれ、「違うよ!ムラク!」と言い返すなかなかつたわらず…でも一生懸命説明していた子どもたちでした(笑)まあ、大切なのはつき組のみんなが思いを共有している事ですからね!
練り歩き(練習)の時には大きくムラクを揺らしながらワッショイワッショイかけ声をかけて頑張っていた④⑤、④の中には少々棒に肩が届おらず、ニコニコ棒に触れているだけという姿もありましたがそこはご愛嬌。毎年のことですが、その分⑤が気合を入れて頑張るのです。③もハッピ姿にテンション高めで歩いていました。
練習では先頭を切って歩いていたLくんでしたが、当日は沢山の人に囲まれる空気に圧倒されて少々涙を見せる姿もありました。でも、その分、来年の姿が楽しみになりました。だって、今のゆりさん達だってひまわりさん達だってばらさんの時にはドキドキしたり涙を見せることもあったんですから。今年は一番後ろから力強くかついでいたYくんも、以前は大泣きで先生と手つないで歩いていたんです。(ばらしたら怒られちゃうかな?笑)そんなことを今では笑い合えちゃったり、自分の過去の姿と照らし合わせて受けとめられたりしちゃえる所もまた、異年齢保育の良さであります。同じ行事に3年間色々な立場で関わることができるからこそ、気持ちが分かることもあるのでしょうね。
当日の姿は皆さんに見て頂いた通りですが、その裏にはこうした年を超えた色々な物語があったのでした。